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2011-03-11

ひと仕事、終わると、いつも思うこと

長かった「上杉三郎景虎プロジェクト」も、昨日、著者最終稿を版元に送り、ようやく幕引きとなりました。
いまにして思えば、角川書店の担当編集氏との題材決定から始まり、取材や実地検分、乃至政彦君との出会い、洋泉社へのアプローチ、乃至君との新書共同執筆作業、『関東戦国史と御館の乱』(洋泉社)の発売、小説版の単独執筆作業と、約一年余に及ぶ大プロジェクトでした。
残るは角川書店から刊行される小説版の発売ですが、これは4/27頃を予定しております。とは言っても、すでに著者最終稿を送っているので、三郎に関する私の仕事はもうありません。
いつもそうですが、主役との別れは寂しいものです。現代物を書いている作家さんでも、自らの造形した登場人物との別れは辛いと言いますが、歴史小説の場合、実在の人物を扱っているため、なおさらなのでしょうね。
しかも今回は、北条サーガの最終作品になる可能性が高いので、「さらば北条氏」感が、いっそうあります。
でも小説家の場合、すぐにメモリーを空にして、次の作品の登場人物に「思い入れ」せねばなりません。
懐かしい人々と別れて、越後に旅立つ三郎のような心境です。
新たな出会いは、時空を超えて、すでに始まっています。
小説家は別れと出会いを頻繁に繰り返すことで、成長していくものだと、つくづく実感します。
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伊東潤

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