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2011-06-05

場所を埋める

景虎カバー帯なし

あいかわらず『北天蒼星』の動きがいいようです。在庫を多くお取りいただいた某大手書店様では、発売当初は二カ所だった「面出し」が、三カ所になりました。
ところが、流通している玉の絶対数が足りないため、様々なところで在庫が払底してきました。
三日前、ようやく楽天ブックスの在庫が「あり」に変わりました。三週間ぶりの快挙です。ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、AMAZONは在庫切れ六日目に突入しました。
昨日は、家内の友人から「ネットでも本屋さんでも売っていない」という話がありました。家内からも「どうなっているのか」と問われましたが、「わしにも分からん」としか答えられません。
大手の書店さん以外は、書店さんも徐々に在庫が切れてきているようです。
ご不便をおかけしてしまい申し訳ありません。

さて、大佛次郎氏が若き松本清張氏にアドバイスした「場所を埋めちゃいなよ」という話に、多くの反響をいただきました(三件ほどですが)。
それゆえ、もう少し詳しく触れます。
最近、版元の方々から「若い方が書かない」という話をよく聞きます。中には、小説雑誌掲載の話を「仕事が手一杯」を理由に断る方もいらっしゃるようです。
これでは自らの運を捨て、他人に運を譲っているようなものです。
ビジネス社会も同じですが、「来た!」と思ったら、すべていただき、場所を埋めてしまう心構えが何よりも大切です。
そうしないと、運ごと他人に持っていかれてしまうのです。
「自分には、才能があるから大丈夫」ですって?
冗談でしょ。才能ある作家なんて日本に十人もいませんよ。
私にも才能なんてありません。強いて言えば、「克己心」だけはあるかもしれませんが、それすらも、もっと持っている方がいるはずです。
年が若いと「時間はいくらでもあるから、これからも運はめぐってくる」と、つい思いがちになります。ところがそうじゃないんですね。「8フィートの週末」は、そう簡単にやってきません。
映画『ビッグウエイブ』で、ゲーリー・ビジイが「It’s my wave」と言って、人を蹴散らして波に乗りますが、あのガメツサが必要なのです。
しかも平日から波を待っていないと、いい波は来ないものです(笑)。
波を逃すと、どうなるのかって?
メジャーデビュー三年後生存率2%の数字が、すべてを物語っているはずです。
まあ、五十年かけて会得した人生の秘訣を、こうも簡単にブログで語ってしまう私も、まだまだ甘いですね(笑)。
そう言えば最近、小説雑誌の仕事が来ていないぞ。
しまった、誰か場所を空けてくれ!
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プロフィール

伊東潤

Author:伊東潤
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『巨鯨の海』
『王になろうとした男』
『峠越え』
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『野望の憑依者』
『池田屋乱刃』
『死んでたまるか』
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