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2011-11-08

浜松出世城まつり

11/5-7にかけて遠州方面に出陣してきました。
友人の遠州鎧仁(がいしん)会の鍋之助さんから誘われ、今回、初めて行われた「浜松出世城まつり」に参加するためです。
早朝に横浜を出て、午前中は二俣城と鳥羽山城を回り、午後から浜松城に入り、リハーサルです。
この祭りのメインである「三方ヶ原合戦」は、ドラマと殺陣の融合した1時間にも及ぶ勇壮なイベントです。
私は原昌胤役で、セリフも多くあります。
リハは順調に進みましたが、夕方から雨になり、翌日の開催が危ぶまれてきました。

天気予報の言った通り、翌6日は朝からひどい雨で、いよいよ中止の可能性が高まってきました。
「何としても開催したい」という主催者や参加者の気持ちが天に通じていないかのようでした。
実はこの祭りは、鍋之助さんたち遠州鎧仁会の面々が何年も前から市に働きかけ、ようやく実現に至ったものです。
しかも鍋之助さんたちは、ここ数年、全国の合戦祭りを回り、「これ」という人材に目をつけていたのです。
つまり殺陣の上手い人やチーム、またセリフのうまい人に参加を呼びかけたのです。
かくゆう私も、鍋之助さんの情熱に打たれて、参加を決意した一人でありました。
それは私だけでなかったらしく、全国各地から甲冑武者オールスターズといった面々が集まりました。
その数は90――。
いつの間にか、合戦まつり仲間の画期となるべき一大イベントと化していたわけです。
しかし雨天中止となってしまえば、それまでの鍋之助さんたちの苦労も水の泡となります。
それだけでなく、これから毎年、恒例行事としようとしている思惑も吹き飛びます。
鍋之助さんたちは、このイベントを市の役員に見せ、その迫力を知らしめようとしていたのです。しかし中止となれば、それがどんなに素晴らしいものか示せず、これ一回きりで終わってしまうのです。
しかし10:30、思いは天に通じず、主要出演者クラスにだけ、内々に中止決定が伝えられました。
皆、がっくりしました。
それでも、武者行列だけはやろうということになり、着替えて整列していると、雨が上がり、空が明るみ、日も差してきました。
それも急激な変化です。
天気予報では「終日、雨」だったので、信じられない思いがしました。
そして13:30、突然、「実施!」の決定が下りました。
14:00開始は動かせない予定でしたので、ぎりぎりの決定です。
「うおー」と意気騰がる面々――。
この時の盛り上がりは、言葉では伝えられません。
この日の午後、遠州では浜松だけが晴れていたと、後に聞きました(ホントかよ)。

隊列を組み、会場である芝生広場に向かっていると、何と、観客席は立錐の余地もないほどです。普通、雨天の日の屋外イベントに、人は集まらないものと決まっているので、まったく意外でした。
観客の皆様も待ちわびていたのです。
そして怒濤の合戦ドラマが始まりした。
しかも皆、本番にめっぽう強く、1時間にもわたるドラマや殺陣で、誰一人としてミスすることもなく、やりおおせたのです。
私も所属する三島の北川組も、いつも行動を共にしている岐阜のカニール勢も、見事な殺陣を展開していました。とくに、じーやの演じた夏目吉信はど迫力でした。
また、劇団ZTONの一騎打ちもすごかった。
かくして、大盛況のうちにイベントは終了しました。
「やったぜ!」
終了後の盛り上がりは言葉になりません。皆、舞台裏で、甲冑を着たまま肩を叩き合い、握手を求め合いました。
高校の頃の文化祭を思い出しました。
観客の皆様も絶賛の嵐で、拍手は鳴りやみません。
私もこの年齢で、こんな感動が味わえるとは思いませんでした。
間違いなく、生涯で「最高の一日」の一つになりました。

この日は新城に宿泊し、翌日、雲一つない晴天の下、長篠の古戦場をめぐってきました。
二俣城、鳥羽山城も含め、こちらの件は別途させていただきます(多分、「歴史人」誌上にて)。
怒濤のような三日間でしたが、本当に充実していました。
遠州鎧仁会の皆様、イベントの成功を心よりお祝い申し上げます。
また、大きな感動をありがとうございました。
来年の山中城まつりで、お会いしましょう。
甲冑仲間の皆様、来年の石和川中島合戦絵巻で、お会いしましょう。
この盛り上がりでは、なかなか私も引退できません(笑)。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20111107/CK2011110702000116.html

写真は、遠州鎧仁会の公開許可済みのものです。
これは終演後の挨拶シーンを撮ったもので、中央付近の極彩色の陣羽織姿の武将が私です。
今のところ、私の写っている写真はこれしかありません(笑)。

挨拶
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