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2011-12-25

2011年も終わりを迎え【提言】

早いもので、もう2011年が終わろうとしています。
この一年、いろいろな事がありました。言うまでもなく3.11の衝撃は忘れることができません。どれだけ多くの方々が辛い思いをしたかと思うと言葉もありません。しかも、その後に続く東電エリートの怠慢により引き起こされた原発事故により、われわれ日本人は大きな十字架も背負いました。
一方、なでしこジャパンのワールドカップ制覇により、国中が大きな喜びに包まれたことも忘れられません。3.11で意気消沈し、この世の諸行無常を受け入れねばならなかったわれわれに、彼女たちは「最後まであきらめない」ことを教えてくれました。
しかし、3.11の悪夢から立ち直り始めたわれわれは、2012年、世界的経済危機という新たな脅威に直面せばなりません。
雇用危機も深刻化し、中産階級が没落することで需要が停滞し始めており、この状況下では、円高が解消されて日経平均が上がったとて、経済面で全く光明は見出せません。
さらに民主党政治の空洞化は、われわれが政府に頼ることなく自力で生活を立て直していかねばならないことを示唆しています。
とくに危機を感じるのは若者の雇用問題です。
「景気がよくなれば雇用環境も好転する」という声をよく聞きますが、若者の職業への熟練は新卒から三十歳までの七~八年が重要です。この期間に学んだものは生涯、身に付きます。
言うなれば、この期間に学んだものを、それ以降、企業や社会に還元していくのが社会人としての務めなのです。
 逆にこの期間、厳しい職業訓練の洗礼を受けていない人は、将来も伸びません。
 これは、私が長くコンサルタントとして見てきた厳然たる事実です。
出版業界における編集の仕事でも、若い時に死ぬほど本や新人賞応募原稿を読むことが大切で、その乱読期間がない限り、よい編集にはなれないと聞きます。
あるベテラン編集によると、作家へのアドバイスのために原稿(ゲラ)を読んでいると、自然にアドバイスすべき点が浮かんでくるといいます。
かつて営業をしていた私の経験から言うと、若い頃に「どうすれば、このお客様に買っていただけるだろうか」をつきつめ、お客様の業務上の問題点を徹底的に考えていたおかげで、40代でコンサルタントをしていた時に、自然とお客様の問題点が浮かび上がってきました。ズバリ問題点を指摘した時のお客様の驚いた顔を見るのは、実に快感でした。
こうしたことができるのも、若い時の職業訓練あってのものなのです。
 それゆえ若者に機会を与えるためにも、政府は補助金を出してでも、早期退職制度をもっと盛んにせねばならないと思います。
 私がいたIBMでは、多くの有能な人たちが早期退職します。早期退職制度により退職金を割り増ししなくても、ほとんど同数の人が毎年、退職しているとも聞きました。
世間では「ひどい会社だからだ」と思っているのかもしれませんが、全く違います。
辞めてから十六年経ちましたが、今でも「IBMこそ最高の会社」だと思っています。IBMにいたことを誇りにしているほどです。
それではなぜ、多くの人がIBMを辞めるのでしょうか。
それは簡単なことです。
IBMでは日々、様々な機会を通じて「挑戦」の重要性を叩き込まれるからです。
これは多くの外資系企業、さらに国内ではリクルート社などにも通じることです。
「挑戦」こそは人を鍛えます。「挑戦」なくして生きる意義がどこにあるのでしょうか。
中高年が若者に職業訓練の機会を与え、若者が将来、「挑戦」できる基盤を作ってあげることで「挑戦」のサイクルは続き、日本は発展していくのです。
この「挑戦」のサイクルを途絶えさせてはいけません。
その点、若者の雇用機会を奪う六十五歳までの定年延長制などは、日本の将来をだめにする悪しき法改正です。年金支給までの「つなぎ貯金」ができていないのは自己責任だと思います。
それゆえ中高年は国に頼らず、若者に道を譲り、どんどん「挑戦」しましょう。
そうしなければ日本の将来はありません。
事態の深刻さは、そこまで進んでいるのです。

アンニョーン(^^)/
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伊東潤

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