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2012-01-14

大河による観光誘致は一時的なもの

群馬県の南西部に甘楽(かんら)という町があることをご存じですか。
ほとんどの方はご存じないと思いますが、この地こそ、信長の後継者となった信雄(のぶかつ)公が江戸幕府から領国として与えられた地なのです。
その甘楽町が3/24の楽水園オープンを機に、「キラッとかんら観光キャンペーン」を開催します(5/31まで)。

http://www.town.kanra.gunma.jp/soumu/gyousei/news/20111202155055.html

楽水園とは小幡藩初代藩主となった信雄公が手掛けた大名庭園です。その広さと美しさは喩えようもありません。
甘楽には温泉も出ず、観光資源はほとんどなかったのですが、町民の皆様の尽力によって、文部省から多大なる予算を引き出し、10年の歳月をかけて楽水園を再建したのです。
楽水園のほかにも甘楽には多くの史跡があり、それが見事によみがえっています。
私は昨年の一月、信雄公関連の講演で招待され、それが縁で地元の方々と親しくなったのですが、甘楽町の美しさと人々の優しさに感動し、老後を過ごしたいと思っているくらいです。
観光客が増えるかどうかはこれからですが、甘楽町としては草津や伊香保といった県内の温泉郷に泊まってもらって、そちらにお金を落としてもらってもいいので、とにかく甘楽を見に来てほしいと言っています。
その心意気がいいですね。
まさに町おこしや観光誘致策のモデルケースとして、もっと注目されるべきでしょう。

大河ドラマ誘致に熱心な地方自治体の皆さん、大河は一時的な観光誘致策ですよ。
次代に伝えるべき文化遺産こそ、価値あるものではないでしょうか。
どこぞの知事さんも大河の内容に文句言う暇あったら、甘楽に行って学んできて下さい(笑)。

写真は一年前の楽水園。
メインの庭園部分はすでに完成していました。
あまりの美しさにため息ものですね。

甘楽縮小3

甘楽縮小2
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