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2012-08-12

少女に会う夏

真珠の耳飾りの少女1

東京都美術館でフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(別名「青いターバンの少女」)を、国立西洋美術館で「真珠の首飾りの少女」を見てきました(こちらは”首飾り”です)。

http://www.asahi.com/mauritshuis2012/

http://www.berlin2012.jp/tokyo/

これにて来日したフェルメールの全点制覇を達成しました。
それにしても「真珠の耳飾りの少女」に会えた感慨はひとしおでした。
長年にわたり「いつか生で見たい」と願っていたのですが、なかなか来日せず、やきもきしていたところで、ようやく来てくれました。
私は96年に初めて雑誌上で特集の組まれた「ブルータス」を持っているほどのフェルメール・フリークで、ちょうど騒がれ始めた90年代初頭からのファンです。
その頃から、少女に会うことが夢でした。

肖像画の到達点とは何か。
当たり前すぎることですが、人には感情があり、それは顔に出ます。
画家はモデルの一瞬の表情を描きます。それは、たいてい喜怒哀楽のいずれかであるはずです。
ところが一つの絵画で、様々な感情が読み取れる場合があります。
そうした絵画の代表こそ「真珠の耳飾りの少女」です。
左から右手へと、視線を外さず、ゆっくりと移動していくことにより、鑑賞者は、少女の顔に喜怒哀楽のすべてが宿っていることを知ります。
このマジックは原画と対峙しない限り、絶対に得られない感覚です。

話変わって、近況報告です。
Web版「日本経済新聞」の2012上半期書評アクセス・ランキングで、『城を嚙ませた男』が何と三位に入りました。
文芸書ではダントツの一位ということで、びっくりです。

http://www.nikkei.com/article/DGXBZO44754960Z00C12A8000000/?df=3

これは「日本経済新聞」紙上で取り上げられた書評をWeb版に移し、いつまでも閲覧できるようにしたものですが、紙の新聞だと一日で見られなくなってしまうものも、こうしていつまでも見られるのがWebのよい点ですね。
「日本経済新聞」購読層に、拙著が受け入れられていることが、これで分かりました。
「日本経済新聞」読者の皆様の期待を裏切らぬよう、これからもがんばります。


城を噛ませた男カバー
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