FC2ブログ

2012-11-24

『国を蹴った男』売れております

国を蹴った男カバー(帯なし)

発売から一カ月が経ちましたが、『国を蹴った男』が品切れとなっている書店様もあり、ご迷惑をおかけしております。
これまでよりも多く刷ってもらえたので、いまだ重版の声はかかりませんが、『叛鬼』同様、店頭での動きがいいようです。
これまで敷居が高いイメージが定着し、知名度の割には売れていなかった私ですが、ようやく名前が浸透し、歴史小説ファンのみならず、広く小説ファン全般に認知され始めたようです。
だいたいにおいて、小説にジャンルなどという物は無意味で、小説は面白いかつまらないかだけだと思います。
さすがに「前提知識が皆無でも楽しめるか」と問われれば、「それは困難」と答えざるを得ませんが、それは特定分野を舞台にしたミステリーも同様ではありませんか。
スティーヴン・キングは『図書館警察』で延々と図書館の仕組みや裏事情を説明していますし、誰の小説かは忘れましたが、延々とセキュリティコードの解読ノウハウを説明した作品もありました。
日本の現代小説にだって、その手の作品はたくさんあります(差支えがあるので言いませんが)。
それを考えれば、歴史小説だって最低限の知識で楽しめるはずです。
ただ「歴史が苦手」と思い込み、食わず嫌いなだけの方が多いのではないでしょうか。
とは言うものの、これだけ巷に本が溢れていれば、無理して読まなくなるのも当然で、若い方が、身近の世界を舞台にした共感の持てるジャンルに向かうのは致し方ないことなのかもしれません。ライトノベルの蔓延などは、その典型例でしょう。
その段階から少し背伸びしてもらうだけで、小説世界は格段に広がります。
食わず嫌いをやめて、ミステリー同様に歴史小説をお楽しみいただければ幸いです。
プロフィール

伊東潤

Author:伊東潤
作家伊東潤のブログへようこそ!

【最近の作品】
『巨鯨の海』
『王になろうとした男』
『峠越え』
『天地雷動』
『野望の憑依者』
『池田屋乱刃』
『死んでたまるか』
ホームページ
http://quasar.ne.jp/CCP026.html

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード