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2013-05-28

小説のできること

『巨鯨の海』帯なしカバー大

日々、暑くなってきましたね。
さて、おかげさまで『巨鯨の海』の取材や書評が相次いでおります。
吉川新人賞を受賞した後の取材が一社だけだったこともあり、全く期待していなかったので、うれしい悲鳴です。
数えたところ、取材記事や書評は、すでに15件を超えました。取材済みで掲載待ちは2件。
地味な題材なので、これだけ反響があるとは思いませんでした。
たくさん刷ってもらったので、まだ重版の声は聞こえてきませんが、版元によると、よく売れているとのことです。

さて、新聞・雑誌のインタビュー等で、常に言っていることですが、今、太地では東洋と西洋の文化がぶつかり合っています。
太地には、十名を超えるシーシェパードが常駐し、地元の方々の仕事を邪魔したり、刃刺の石像を破壊したり、マリンパークで曲芸をするイルカを飼っている網を切ったりしています。
実は、この問題を話し合いで解決することは不可能なのです。

http://www.youtube.com/watch?v=oIRWT012Ktc

なぜかと言うと、シェパードは事件を起こすことで、世界に対して日本人の残酷さをなじり、世界の資産家から寄付を得ているからです。
それは調査捕鯨船への体当たりなど、派手な攻撃をすればするほど寄付が集まるので、もうやめられません。
調査捕鯨船はいつも出ているわけではないので、シェパードは太地を攻撃することで、「がんばっています」という姿勢を示し、寄付金を集めようとしています。
これは一つのビジネスとなっており、その年間寄付金は10億円に上るといいます。
仕入れもなし、税金もかからないため、実質的にシェパードは、100~200億円の年商規模の企業なのです。
しかも欧州人の友人に聞いたのですが、あちらの報道番組では、調査捕鯨船とは言わず、単なる捕鯨船と呼んでおり、日本=野蛮国ということを証明する題材として、シェパードの戦いが放送されていたこともあったそうです。
完全なる偏向報道です。
太地の方々の問題は、われわれ日本人全員の問題です。われわれがやらなければならないことは、一人ひとりが日本の捕鯨文化や調査捕鯨の意義や成果を正しく理解し、外国人と接する機会のある人は、それを正しく伝え、不法な利益を得ているのはシェパードであることを知ってもらい、白人セレブたちの寄付をやめさせることです。
小説が現実を変えられないのは、私にも分かっています。しかし問題を提議することで、こうした現実に目を向けてもらいたいのです。
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伊東潤

Author:伊東潤
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【最近の作品】
『巨鯨の海』
『王になろうとした男』
『峠越え』
『天地雷動』
『野望の憑依者』
『池田屋乱刃』
『死んでたまるか』
ホームページ
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