FC2ブログ

2013-07-11

『戦国鎌倉悲譚 剋』、文庫で登場!

『剋』カバー2

時の流れは早いもので、七月十二日、いよいよ『戦国鎌倉悲譚 剋』が文庫として書店店頭に並びます。
単行本の発売からは、約二年半経っているので、早くもなし遅くもなしといったところですが、今回も手塩にかけてリライトしましたので、ひじょうに読みやすくなっていると思われます。
私の場合、歴史解釈力を駆使して物語を紡いでいく場合と、歴史背景だけ借りてストーリーテリング力だけで書く場合と、執筆手法が二通りあります。『剋』は、『戦国無常 首獲り』や『幻海』同様、おもにストーリーテリング力を使って書いた作品です。
もちろん歴史的背景はすべて史実ですが、北条氏舜という実在の人物と、青蓮尼という架空の人物、この二人の主人公の間で進む話は、ほとんど架空です。
つまりこの作品は、史実と並走しながら架空の物語を創作していったわけですが、史実との整合性については、徹底しているつもりです。
また戦国時代の海戦を詳細に描いたのも、この作品が最初になります。この時の自信が、『幻海』そして『巨鯨の海』へとつながっていきました。

私が、歴史解釈力とストーリーテリング力という創作の両輪を、高度なレベルで融合させることができるようになったのは『剋』からです。
『剋』は、私の作品群の中では目立たない作品ではあるものの、その完成度は代表作の一つと呼んでいいレベルに達していると思われます。
しかも私が恋愛をテーマとするのは、この作品だけです。
そして、恋愛をメインテーマに据えた作品は、おそらく、これが最後となります。
古都鎌倉を舞台として繰り広げられる武将と尼僧の恋愛を、存分にご堪能下さい。
スポンサーサイト



プロフィール

伊東潤

Author:伊東潤
作家伊東潤のブログへようこそ!

【最近の作品】
『巨鯨の海』
『王になろうとした男』
『峠越え』
『天地雷動』
『野望の憑依者』
『池田屋乱刃』
『死んでたまるか』
ホームページ
http://quasar.ne.jp/CCP026.html

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード