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2009-12-10

エゴサーチって知っていますか

帯付き

12/26、いよいよ『武田家滅亡』文庫版が店頭に並びます。ハードカバーが文庫本になるのは、これが初めてです。既報の通り、今回は全行に及ぶほどの修正を加え、徹底して読みやすさを追求しました。ハードカバーと文庫は、読者層がまったく異なると聞くので、新たな読者の方々との出会いが楽しみです。
 実は、『武田家滅亡』が出た2007年頃より、私はエゴサーチを行うのが日課です。エゴサーチとは、インターネット上で自分の名前やペンネームを検索し、自分の作品の評価を確認する行為です。インターネット依存症の一つとも言われていますが、市場に何らかの作品を発表している人なら、至極、当然の行為のように思えます。
私の場合、舞台俳優の方や予備校の先生と同姓同名のため(笑)、「伊東潤~歴史作家~ブログ」という感じで検索します。そうすると、ネット書店の販売画面よりも前に、読者の皆様が書いたブログ(書評、感想、レビュー、コメント等)が出てきます。
そして、好評不評を問わず(ここが重要です)、その記事に丁寧なコメントを入れます。好評だった方には感謝の意を、不評だった方にはお詫びの言葉を述べます。「ご意見を次作に生かしていくつもりです」という感じです。
 そうすると、必ずと言っていいほど丁重なご返事があります。ブログをやっているほどの方々なので、理由もなくコキおろすことはなく、たいていは「自らの嗜好と合わなかった」、「期待していた内容と違っていた」ということをおっしゃられるので、こちらが恐縮してしまいます。
 ブログでなくても、mixiの書評でも同じことをします。全員はきついので、しっかりと読み込んでいただいていると思われる方を中心にお礼メールを送ります。
それでマイミクさんになっていただけた方も、すでに6名様になりました。もちろん不評だった方にも、コアな歴史小説ファンだと思われる方にはメールします。さすがに気まずいのか、マイミクさんになりたいとは言ってくれませんが(笑)、『武田家滅亡』が三ツ星だったある方の場合、その方が管理人をやっているコミュに入会させていただき、楽しく議論させていただいております。その方は律儀で、『武田家滅亡』を読み直し、あらためてご感想をお送りいただきました。
一般に、ブレイクのきっかけを掴めなかった作家は、固定読者層を確立するのに5~10年かかると聞きます(もちろんいいものを書き続ける前提です)。そのために販促活動も必死です。推理作家協会賞を受賞し、二十年で五十一作も出版した鈴木輝一郎氏は、いまでも書店回りを欠かしません。自ら手製のポップを作り、書店さんに配布しているそうです。それだけ、作家が生き残るのはたいへんなのです。
私の場合、執筆時間を捻出することに汲々としているので、そこまではできませんが、ネットを使って一人ひとりの読者とのリレーションを大切にしていきたいと思っています。
たった一人の読者であっても、私にとっては大切な宝です。そうした方々の期待を裏切らないよう、良作を出し続けることが私の使命と任じております。
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テーマ : 歴史小説
ジャンル : 小説・文学

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お久しぶりです。

ブログのコメントの謎がやっと解けました。

mixiはともかく、ブログの方は一日に数人くらいしか閲覧してもらえないような、ひっそりとやっているブログなのに、先生はどうやって辿り着いたんだろう?とずっと疑問に思っていました。

先生のファンになったきっかけは、純粋に作品が面白いというのも、勿論ありますが、私の拙い書評にも丁寧で温かいコメントを書いてくださった事です。
最初は、心臓が止まるくらいびっくりしましたが、涙が出るくらい感激しました。
そして、マトモな書評が書けなくて、本当に申し訳ありません。

くれぐれも、お体を大事に、特に怪我などなさいませぬよう、そして更なるご活躍を、心よりお祈り申し上げます。

追伸:「KENZAN!」の最新号、入手しましたよ!

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マダムヘビ子様
いつもありがとうございます。
「KENZAN」もお買い上げいただき、恐縮いたしております。
もうすぐ発表しますが、某メジャー小説誌での連載も始まります。
これからもよろしくお願いいたします。
プロフィール

伊東潤

Author:伊東潤
作家伊東潤のブログへようこそ!

【最近の作品】
『巨鯨の海』
『王になろうとした男』
『峠越え』
『天地雷動』
『野望の憑依者』
『池田屋乱刃』
『死んでたまるか』
ホームページ
http://quasar.ne.jp/CCP026.html

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