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2011-02-23

吉川英治文学新人賞の候補作が発表されました

『戦国鬼譚 惨』が第32回吉川英治文学新人賞の候補作となりました。
http://twitter.com/kodansha_bun2/status/39694505523421184


全く予想していなかったことなので、編集さんからご一報いただいた時には、心底、驚きました。
早速、家内に告げると、「吉田栄作文学賞というのね。よくわからないけど、よかったね」と言ってくれました。まあ、喜んでくれれば何でもいいです(笑)。
エンタメ文芸界で食べていくためには、あまたある公募型新人賞のどれかを受賞し、デビューから、おおよそ五年以内に吉川英治文学新人賞を取り、山本周五郎賞や直木賞候補に何回か上った後、それを受賞し、柴田錬三郎賞、吉川英治賞(本賞)等のベテラン健在アピール賞を取り、文化勲章を取るというのが王道です。むろん、最後まで行く必要はありませんが(笑)。
私の場合、公募型新人賞を取らないで、”持ち込みデビュー”したため、「デビュー後、五年生存率2%」を考えると、危機感はひとしおでした。しかし、これで何とか時限装置の設定時間を先送りできました。
ある意味、文学賞は「作家の資格試験」のようなものです。このライセンスを得ることで、世間に作家として認知されるわけです。しかも調べたところ、吉川英治文学新人賞の候補となっただけでも、90%の作家は、現役ばりばりで活躍しています。
受賞できるかどうかは、神のみぞ知るところですが、作品はすでに送り出した後ですから、手の打ちようもなく、まな板の鯉のような心境です。
月並みですが、叱咤激励いただいた読者の皆様、ご指導いただいた各社の編集の方々、応援いただいた書店員様、そして、ご友人衆のためにも、何としても受賞したいと思っております。
結果が出るのは、3/3です。
ちなみに、ほかの候補作は以下の通り。震えがくるようなメンバーですね(笑)。

海堂 尊 『ブレイズメス1990』 講談社
貴志 祐介 『悪の教典』(上・下) 文藝春秋
辻村 深月 『ツナグ』 新潮社
富樫 倫太郎 『早雲の軍配者』 中央公論新社
百田 尚樹 『錨を上げよ』(上・下) 講談社
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No title

第32回吉川英治文学新人賞ノミネートおめでとうございます。
私も以前「戦国鬼譚 惨」を読ませて頂きましたが、各章全て強烈なインパクトがあり、今でも文脈が脳裏に残っております。武田家ファンでなくても読めば唸ること必定だと思います。

他の候補者も錚錚たる名前ですが、伊東先生が受賞できることを願っております。

Re: No title

ANZAI様
激励のお言葉、ありがとうございます。
また拙著をご購読いただき、心から感謝いたしております。
ほかの候補者の名前を見るだけで、気持ちが折れそうになりますが、何とか受賞したいと思っております。
今後とも、よろしくお願いいたします。


プロフィール

伊東潤

Author:伊東潤
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『巨鯨の海』
『王になろうとした男』
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