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2012-04-02

今日から社会人となる若者たちへ

今日から社会人になられた方も多いことと思われる。
その門出を心から祝いたい。

何カ月か前、同じジムに通う友人に久しぶりに会った。
その御子息が就職活動中とのことで、お話をお聞きしたのだが、どうしても行きたい企業中心に面接してしまうので、どこもかしこも落とされているという。
もちろん、大企業や伸び盛りの企業は、極めて競争が激しく、狭き門どころではない。
今の世の中、東大生でも行きたい会社に行けないのが現実であり、その口惜しさをばねにがんばるしかないのだ。
そこで気づいたのだが、どうも昨今の若者は、「自分は運が強い」「自分は選ばれた者」「自分は人とは違う」といった意識が強すぎるのではないだろうか。
いわゆる自意識である。
そうした根拠のない幻想を捨てないと、就職活動を勝ち抜くのは容易でない。
なぜそうなってしまったのかというと、社会学者の本によると、少子化で両親から大事に育てられてきたからだという。それが自分は「特別な存在」と認識することにつながり、大人になっても、そこから脱け出せないというのだ。
むろん本人は脱しているつもりなのだが、潜在意識では脱しておらず、時々、そうした自意識が顔を出してしまうという。
自分のことばかり話す人や、自分のことしか関心のない人、何の話題でも「私の場合」という枕詞で始める人などは要注意であろう。
就職活動に限らず、こうした意識はつまずきの元である。
「運の強さ」などというのは何かに成功した後、過去を振り返り、認識すべきものであり、それを信じて何かをなすべきではない。
「選ばれた者」意識も同様で、何かを成し遂げてから「そうだったのかも」と思う程度にしておくのがよい。
「人とは違う」などという意識は百害あって一利なしである。「人とは違う」ことが重要なのではなく、「人とは違う」ことで、何を成したのか(ないしは何を成せるのか)が大切なのである。尤も「人とは違う」ことで成せることなど、たかが知れており、何かを成すのは不断の努力以外にない。
まずは「自分は運が強い」「自分は選ばれた者」「自分は人とは違う」という意識を捨て、客観的に自らを見つめ、身の丈に見合った企業に応募すべきであろう。
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