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2016-01-01

2016年を迎えて

読者の皆様、明けましておめでとうございます。
『天下人の茶』は、もうお読みになられましたか。
読了した方々の間では、高い評価をいただき、胸を撫で下ろしております。
まだの方は正月休みに、ゆっくりとお楽しみ下さい。
さて、皆様は正月をどのようにお過ごしですか。相変わらず私は、仕事に明け暮れております。
今年も充実したラインナップで、皆様に楽しんでいただこうと思っています。
上半期の予定は下記のようになっています。
下半期はまだ確定しないので、もう少しお待ち下さい。

3月 『吹けよ風、呼べよ嵐』祥伝社
5月 『敗者烈伝』実業之日本社
6月 『横浜1963』 文藝春秋

『吹けよ風、呼べよ嵐』
この作品は、川中島付近に所領を持つ国人の須田満親の視点から川中島合戦を描いたものです。前作『天下人の茶』では利休を描きましたが、二作続けての戦国物になります。
川中島合戦も利休同様、歴史小説家として避けては通れない題材です。しかし新たな合戦像や歴史解釈の提示がない限り、描く必然性はありません。そこで友人の乃至政彦氏の協力を得て、様々な文献から、この合戦の実像を探りました。
その結果、導き出されたものは、当初の想像もつかない物となりました。確かに主戦場の様相は、車懸り戦法の実相以外は大きくは変わりません。しかしもう一つの戦場では――。これ以上は作品をお読み下さい。
もちろん人間ドラマとしての備えも万全です。
久々の直球勝負の戦国小説ですが、その怒濤の気合は、ピンクフロイドの名曲からパクったタイトルからも、十分にうかがえると思います(笑)。
最初からトップギヤに入れて、ノンストップで一気読みして下さい。

『敗者烈伝』
実業之日本社の「月間J-novel」に連載し、また短縮版を産経新聞にも月に二度ずつ掲載していた『敗者烈伝』が、いよいよ単行本になります。「列伝」ではなく「烈伝」というタイトルからも、その熱さが伝わってくると思われます。
この作品は小説ではありません。歴史上、著名な二十五人の敗者を取り上げ、その敗因を私なりに分析したものです。時代的には、蘇我入鹿から桐野利秋までという幅の広さで、メンツは渋いチョイスが多いので、通り一遍のものにはなっていないはずです。
こうしたものがつまらなくなる要因は、当たり前のことを書いていることに尽きると思います。それゆえ、それぞれ独自の解釈(敗因)を用意しました。
またコラム欄で、四人の勝者(源頼朝、足利尊氏、徳川家康、大久保利通)も取り上げています。
「本書をひもとけば、歴史の狭間に落ちてしまった者たちの怨嗟の声が聞こえてくるはずだ。その時、あなたは一つ学んだことになる」(本書「はじめに」より)

『横浜1963』
お待たせしました。伊東潤初のミステリーが、いよいよ単行本化されます。
この物語は1963年の横浜を舞台に、日本の刑事と米軍のMPが、互いにいがみ合いながら殺人事件の捜査をしていくというミステリーです。それだけではなく、時代背景を綿密に描き込んでいますので、皆様を「あの時代」にお連れすることができると思います。
私は横浜生まれの横浜育ちで、私の見てきた様々な物事は鮮烈な思い出となっています。それを背景にしてストーリーが展開していくという趣向です。
これからの時代、戦後の昭和も地続きではなくなり、歴史の世界に入っていくと思われます。つまり60年代もすでに歴史小説の守備範囲なのです。ミステリーでありながら歴史小説でもあるという新趣向をお楽しみ下さい。

今年も盛りだくさんのラインナップで、爆発五郎ぶりを発揮できると思います。
乞うご期待!
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新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
新年を迎えるにあたり、元日更新blogに一休宗純の一文を記しました。よく耳にするタイプの「門松は~」ではございません。どうやらこちらが正しいのかなと。
一年の計を元旦に志すことが、一歩踏み出す糧になる気がします。
豊穣の年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

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Re: あけましておめでとうございます

大河様
> あけましておめでとうございます。
こちらこそ、明けましておめでとうございます。

> 先生の新作「吹けよ嵐、叫べよ嵐」とても楽しみに致しております。私の推察としては信玄と政虎の二人から見た川中島と思っていましたが嬉しいハズレがあって楽しみです。須田満親とは。考えもしなかったです。

川中島合戦をいかに新趣向で描くかが狙いでしたので、在地土豪の気持ちなどを連綿とつづりました。
お楽しみいただければ幸いです。
今年も、よろしくお願いします。
プロフィール

伊東潤

Author:伊東潤
作家伊東潤のブログへようこそ!

【最近の作品】
『巨鯨の海』
『王になろうとした男』
『峠越え』
『天地雷動』
『野望の憑依者』
『池田屋乱刃』
『死んでたまるか』
ホームページ
http://quasar.ne.jp/CCP026.html

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